時代はジェネディック家電?
特許が切れた医薬品(先発医療品)と同じ成分を用いて別のメーカーが作る薬を、ジェネリック医薬品(後発医薬品)と言いますね。テレビでも宣伝してるので、その名前を聞いたことがあるかたは多いと思います。
このジェネディック医薬品は開発のコストがかからないので安くて良質のものが買えるというのが、最大のメリットですが、今ではジェネリック医薬品ならぬジェネディック家電がもてはやされるようになって来ているようです。
家電製品の世界でも、メジャーじゃないメーカーが製造する激安商品なのに、有名メーカーの人気商品に負けない性能を持つものは多くあるのです。
私もよくホームセンターに行って扇風機とか買ってたのでよく知っているのです。
今までは量販家電店では、こういうジェネディック家電を扱っていたのはビッグカメラくらいでした。
量販店としても、大手メーカーの商品を沢山売る代わりに仕入れ価格を安くしてもらうというもちつもたれつの関係なので、ジェネディック家電は扱わないというのが暗黙の了解だったようです。
ところがこの不況。大手メーカーの販売力が落ちているのに、売れそうにない商品を量販店は大量に仕入れさせられてしまう。
ユーザーの安かろう悪かろうでは困るけれど、同じ機能で安ければメーカー名なんてこだわらないというような合理的な考え方の人が増えて来たようで、高いメーカー品を買うよりジェネディック家電を買う人が最近ドドッと増えて来たようです。
売れれば開発力が上がるので、ますますジェネディック家電もいい物が出てくるという、いい循環が進んで来ているようです。
大手メーカーも仕入れさせてやるという横柄な態度から、今では量販店に仕入れていただくという低姿勢に変わって来たようです。
消費者としても、いい商品を見極める目を養えば、安くていい商品をますます手に入れられるようになれば、ありがいことですよね。