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「就労困難者」採用の会社

ニート、フリーター、引きこもり、発達障害、小児がん経験者、失語症、精神疾患・・・。
「アイエスエフネット」と国内関連グループの11社は、「就労困難者」の採用する会社として、知る人ぞ知る会社だ。

 「今年から生活保護者と難病の人も項目に入れることにしたので、22種『22大雇用』になりました」と渡邉社長は話す。

グループ全体の社員は約2700人。
うち障害者が約330人、ニートやフリーターも合わせ、約1000人が「22大雇用」の対象だ。

2000年に、ITエンジニアの育成・派遣会社を立ち上げた。
経験の有無を問わずに採用を行った結果、元ニート、フリーター、引きこもり経験者、文字が書けない、コミュニケーションが苦手などの問題を抱えた人が半数近く着ていた。

ただ、驚いたのは高い能力を持った人が多くいたことだ。

ある男性は、理工系の有名大学の大学院を出たにもかかわらず、コミュニケーションがうまくできないといって前の会社では製品の袋詰め作業をさせられ、自己否定のストレスで吃音になっていた。

ITの担当にすると、3次元の演算プログラムをあっという間に作り、吃音も消えた。

「認められる機会が少なかった人がほめられる立場になると、意欲もわき、思わぬ能力を発揮する。その相互作用で会社全体に活力が生まれるんです」

採用前に、社長自らが保護者と話し、適材適所を考え、保護者の心配も理解する。
休暇取得や職場異動は体調に合わせて柔軟に。

当事者からの不満のメールには、社長自らが返事を送る。
「社長から即しかるべき返事がくれば、安心していただけます。」

どんな人にも能力はある。
多様性を受け止め、採用対象は増え続ける。
(朝日新聞)

≪コメント≫
素晴らしい会社である。
通常、会社に合った人材の採用を考えるが、この会社は逆。
その人に合った仕事を用意する。

まさに「人は宝」。

こんな会社に就職や転職したいものだ。
ただし、人より優れた能力・資格があればこそだ。

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