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矢口真里電撃離婚で落語界にも波紋が・・・

 予想されたことですが、昨夜(6月1日)のTBSの番組「ニュースキャスター」では北野たけしさんが矢口真里さんの不倫をネタにした、放送コードぎりぎりの危ないネタが炸裂していましたね。

 

 危ないと言えば、矢口さんの不倫離婚が話題になってから寄席で”間男(まおとこ)”ネタをやりたがる噺家さんが増えているといいます。

  間男とは、人妻と関係をもつ男のことやその状況のことを言うのですが、落語ではよくネタにされる人気キャラクターです。

 不倫がバレたりバレそうになったとき 男が必死になればなるほど、そのバカくさい慌てぶりが面白いですからネタにしやすいのでしょう。有名なものだけでも「風呂敷」や「二階借り」などがありますが、特に今は『紙入れ』が人気で、 やりたがる噺家さんが多いそうです。

 

 「紙入れ」という噺での間男は、仕事の出入り先の人妻に「今夜は旦那がいないから」と誘惑され、断り切れずに泊まりにいく。ところが、翌日まで帰ってこないはずの 旦那が帰ってきて慌てて逃げ出す。その後、人妻からの誘いの手紙が入った紙入れ=財布を忘れてきたとわかり生きた心地がしないまま、その家へご機嫌うかが いに行くという、まさに矢口さん夫妻で起きたのではないかというような筋書きになっています。

 

 

 寄席では、ネタが被らないように、誰がどの噺をやったかを記録するネタ帳を見ながら、その日すでに使われたネタと似たようなもの以外の噺を高座に上がる直前に選ぶのが通例。 「紙入れ」は15分ほどで追われるネタなので、持ちネタにしている人も多いのです。とは言っても噺の内容から言って、普段はそこまで何度もかけられるネタありません。

 

 ところが今回の矢口さんの報道。落語ファン以外の人に も響く時事ネタとあれば旬なネタとsてもてはやされるのは当然と言えば当然のことのようです。

 実際に『紙入れ』はこの数日間だけでも各地で演じられているとのこと。

 

 不倫はけしからんと戦時中には国に禁じられた「紙入れ」ですが、江戸時代から続く人気噺です。間違いは誰にでも起きるもの。

 ただ単に矢口さん夫妻の騒動を物笑いのタネにするので終わっては下世話な噺で終わってしまいます。うまい落語家さんはその不倫話の落としどころをうまく収拾させるようで、単に矢口さんの不倫騒動を小馬鹿にするだけで終わらないところが名人の腕になっていくそうです。

 

 我々庶民も矢口さんの事件を彼岸の火事で笑って終わるのではなく、反面教師として、肝に銘じるくらいの賢明さがあったほうがいいのかも知れませんね。